家づくりでSさんが譲れなかったのは、耐震等級3と高気密・高断熱の性能を備えた長期優良住宅仕様であること。そして、床に無垢材、壁に漆喰を使っていること。
約2年間をかけて数々の工務店を検討したが、それらの要望を満たす家はなかなか見つからなかった。そんな時「イエタテ」で『コバケンホーム』の「ブランシュ」のことを知り、ようやくすべてがマッチした家づくりと出会ったという。
「ブランシュ」は、素材や設備などがある程度限定されたコンセプト住宅ではあるものの、「担当の竹下さんが随分と融通を利かせて、私たちのわがままをたくさん叶えてくれました」とご主人。外壁と室内の壁・天井が漆喰塗りなのは標準仕様だが、床の無垢材にチークを採用したのは夫妻のこだわり。玄関の床のヘリンボーンや、和室に使ったブラックウォルナットの板張りも同様だ。
階段も老後を考えて、標準よりも幅を広くしてもらった。さらに、間取りで特に奥さまがこだわったのは、LDKの続き間の和室。社宅時代は1人目のお子さまを部屋に寝かせておくとキッチンから目が届かず気がかりだったが、新居では和室がキッチンの真正面にあるので、2人目のお子さまを寝かせておいても安心だ。「ブランシュ」の素材や間取りを自分流にカスタマイズして、世界でたった1つの住まいが実現した。